刀銘:津田越前守助廣
寬文九年八月日
刃長:62.7cm(二尺零七分強)
目釘穴:2個
刀工介紹:
津田越前守助広は、寛永十四年摂州打出村(現蘆屋市)に生まれ、通稱を甚之丞といい、初代そぼろ助広の門に學び、明暦元年、師の沒後二代目を継いだ。明暦三年越前守を受領し、寛文七年には大坂城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年四十六歳で沒している。作風は初期には石堂風の丁子亂れを、ついでに互の目亂れを焼き、さらに濤瀾亂れという獨特の刃文を創始するに至り一世を風靡した。そして、この新作風は當時の大坂刀工のみならず新々刀期の諸工にまで強くその影響を及ぼしている。
津田越前守助廣,寬文14年出生在攝州打出村,通稱甚之丞,初代助廣門下,明曆元年,其師逝世後成為二代助廣,明歷3年受領越前守一直,寬文7年受大阪城青山因幡守宗俊的徵召成為藩工,逝世於天和2年,享年46歲。作風初期為石堂丁子亂,後來燒互目亂,此後獨創濤瀾亂的特殊刃文,風靡一時,影響了新新刀期的大部分刀工。
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